林檎裁判【無料試し読み】
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子供のころ、よく聞かせてもらったおとぎ話。

「赤ずきんちゃん」のストーリーが実は悲しい闇を隠したお話だということを、あなたは信じられますか？

おばあさんの姿をしたオオカミさん。

でもそれが動物のオオカミさんじゃなくて、本当は人の形をした獣のオオカミだったら、幼い少女「赤ずきんちゃん」が襲われた意味も変わってしまいますよね？

岩葉純希が描く童話とはちょっと違った「赤ずきんちゃん・デイジー」が登場する林檎裁判。

デイジーはオオカミさんに食べられず、人間のオオカミに襲われ死んでしまった可愛そうな女の子。

陵辱されて簡単には死ねないと思った少女デイジーは、自分の魂を林檎に写し、今も人間のオオカミに悪いことをされた女の子の復讐を手伝うため魂となって存在し続けていました。

そんなデイジーは、男に触れられることにひどく嫌悪感を持つ女子高生の夜宵のもとへ現れます。

しかし彼女のそんな行動にはある理由が隠されていました。

突然目の前に現れた、赤ずきんの名を語るデイジーに「私と契約して頂ければ、狼さんを殺せますわ。いかがされます・・・？」と契約を持ちかけられます。

とんでもない狼さんでも相手は人間です。即決するのは難しいことでしょう。

しかし夜宵は、衝撃的な事実を知ることでデイジーとの契約を決意します。

衝撃的な事実とデイジーとの契約の裏に隠れた秘密が今暴かれます。

ダークファンタジーな世界観の赤ずきんちゃんは、これまでもコミックで描かれることはありましたが本作のデイジーはかなりダークな存在です。

どんな甘言で少女達の心に入り込んでいくのか、先の展開が非常に気になります。

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